平屋のメリット・デメリット完全解説!2階建てとの比較や費用相場

近年は、子育て世代からシニア世代まで幅広い層で「平屋」の人気が高まっています。
「おしゃれで暮らしやすそう」というイメージがある一方で、「2階建てよりも高いのでは?」「水害が心配」といった不安を感じている方も多い印象です。
この記事では、平屋のメリット・デメリットを網羅的に解説し、2階建てとの具体的な比較や、後悔しないための対策について詳しくご紹介します。

このコラムのポイント
- 平屋のメリット・デメリット5つを抑える
- 平屋と2階建ての費用を徹底比較
- 平屋の失敗事例と回避策


Contents
平屋が近年人気を集める5つのメリット

平屋が選ばれる最大の理由は、2階建てと比べて圧倒的な「暮らしやすさ」にあります。
ここでは、代表的な5つのメリットを深堀してご紹介します。
階段のないワンフロアによる効率的な生活動線
平屋の最大の魅力は、階段の上り下りがないことです。
洗濯物を干すために重いカゴをもって2階へ上がったり、掃除機を持って階段を移動したりする必要がありません。
「洗濯物を洗う・干す・しまう」といった家事動線がワンフロアで完結するため、洗濯物の負担が劇的に軽減されます。
とはいえ、いまはガス衣類乾燥機やドラム式洗濯乾燥機などで、干す手間を省くこともできますね。
掃除をするにも、LDKと個室を行き来するにも、ワンフロアで完結するのは平屋の大きなメリットです。
また、段差が少ないバリアフリー構造は、小さなお子様の転落事故を防ぎ、老後も安心して暮らすことができる「終の棲家」としておすすめです。
家族のコミュニケーションが深まる間取り
すべての部屋が1階にある平屋は、自然と家族が顔を合わせる機会が増えます。
リビングを中心に個室を配置する間取りにした場合、帰宅した子どもが必ずリビングを通るため、「ただいま」「おかえり」の挨拶から自然と会話が生まれます。
物理的な距離が近いため、お互いの気配を感じながら安心して過ごせるのも大きな魅力です。
地震や台風に強い安定した構造と耐震性
平屋は2階部分がないため、建物全体の高さが低く、重量も軽くなる傾向にあります。
地震の揺れは建物の高さや重さに比例して大きくなる傾向があるため、重心が低い平屋は構造的に安定しており、耐震性が高いといえます。
また風を受ける面積も少ないため、台風などの強風に対しても強いとされているのが平屋です。
◆関連コラム:平屋が地震に強い?|耐震性と構造、耐震等級とは?
足場代の節約によるメンテナンス費用の削減
家は建てて終わりではなく、住んでからが本当の始まり。
10~15年ごとに外壁や屋根のメンテナンスが必要になってきます。
2階建ての場合、高所作業のために大掛かりな足場を組む必要があり、その費用だけで数十万円かかることもあります。
一方、平屋は高さがないため、足場が不要だったり、簡易的なもので事足りるケースが多く、1回のメンテナンスで足場代の節約ができる可能性があります。
節約できる足場代の目安はおおよそ15万円~20万円程度のイメージです。
勾配天井や大きな窓による開放的な空間
2階の床がない平屋は、屋根の形状を活かした高い天井(勾配天井)を実現しやすいのが特徴です。
天井を高くすることで、実際の床面積以上に広々とした開放感を得ることができます。
また、構造上の制約が2階建てに比べて比較的に最小限で済むため、リビングに大きな窓を設置して庭との一体感などを楽しむなど、自由度の高いデザインが可能なことも。

後悔しないために知るべき平屋のデメリット

前章で紹介したように、メリットも多く魅力的な平屋ですが、構造上の特性ゆえのデメリットがあるのも事実。
これらを事前に理解し、対策を考えておくことが失敗しない、後悔しない平屋の家づくりの鍵となります。
基礎と屋根の面積増加による坪単価の上昇
建坪が同じなら2階建てよりも「平屋の方が高い」と言われる主な理由が、坪単価(1坪あたりの建築費)が高くなりやすいためです。
住宅の建築費の中で特にコストがかかるのが「基礎(コンクリート部分)」と「屋根」。
同じ延床面積の家を建てる場合、2階建てと比較して、平屋は基礎と屋根の面積が約2倍になります。
これにより、坪単価が割高になる傾向があります。
◆関連コラム:新築平屋の費用|予算1000万円台の間取り、価格・相場を解説
広い敷地面積の必要性と建ぺい率の制限
平屋で十分な部屋数を確保しようとすると、広い土地が必要になります。
ここで注意したいのが土地の「建ぺい率」です。
建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積(建物を真上からみた広さ)の割合のことです。
例えば、建ぺい率50%の土地で30坪の平屋を建てるには、最低でも60坪の土地が必要です。
土地代が高額なエリアでは、予算オーバーの原因になることも。
建てたい家の大きさから必要な土地の広さを検討したり、候補になっている土地の広さから建物大きさを検討したり、様々な角度から検討をすることがおすすめです。
◆関連コラム:平屋の土地の広さは何坪必要?世帯人数・坪数別の目安
建物中心部の採光・通風確保の難易度
建物が大きくなればなるほど、家の中心部は窓から遠くなり、日当たりや風通しが悪くなりがちです。
特に周囲を2階建て住宅に囲まれている場合は、1階部分の日当たりを確保するのが難しくなります。
昼間でも照明が必要な暗い部屋ができないよう、設計段階ので工夫が必要不可欠です。
水害発生時の垂直避難リスクと浸水対策
近年増加している豪雨災害において、平屋の最大の弱点は「垂直避難」ができないことです。
2階建てであれば、1階が浸水してしまっても2階へ逃げることができますが、平屋には逃げ場がありません。
ハザードマップで浸水リスクがある地域に建てる場合は、基礎を高くする(高基礎)、屋根に上れる避難ハッチを設ける、あるいは土地選びから見直すといった慎重な判断が必要です。
プライバシー確保と防犯面での懸念
平屋はすべての窓が当然ながら1階にあるため、道路や隣家からの視線が気になりやすいという面も。
また、寝室やお風呂もすべて1階になるため、防犯面やプライバシーの観点で不安を感じる方もいらっしゃいます。
窓の位置を工夫したり、防犯ガラスを採用したりするほか、外構(フェンスや植栽)で目隠しをするなどの対策が必要です。
費用はプラスになりますが、人が出入りできるサイズの窓にはシャッターを取り付けることもおすすめです。
◆関連コラム:平屋はやめたほうがいいの?|防犯面における平屋と二階建ての違い

平屋と2階建ての違いをコスト・税金面で徹底比較

「結局、平屋と2階建てはどっちがお得なの?」となりますよね。
コストと税金の観点から比較してみましょう。
建築費用の総額と坪単価の相場比較
前述のとおり、坪単価でみると平屋の方が高くなる傾向があります。
しかし、建築費用の総額で比べると、必ずしも平屋が高くなるとは限りません。
無駄を省いたコンパクトな設計にすれば、2階建てと同等、あるいは安く抑えられるケースもあるかもしれません。
固定資産税評価額における平屋の割高感
意外と知られていないのが、平屋の方が固定資産税が高くなりやすいという点です。
固定資産税は、使用されている資材の量や質によって評価額が決まります。
平屋は基礎や屋根の面積が広く、資材を多く使うため、同じ延べ床面積の2階建てと比較して評価額が高くなる傾向があります。
また、広い土地が必要な分、建築を希望するエリアや所有しているエリアによっては土地の固定資産税も高くなる可能性もあります。
光熱費と冷暖房効率の違い
平屋は屋根から熱が室内に伝わりやすいため、夏場は暑くなりやすいといわれています。
断熱性能が低いと、冷暖房効率が悪化し光熱費が上がる原因にも。
一方で、ワンフロアで空気が循環しやすいため、高気密・高断熱な住宅であれば、エアコン1~2台で家全体を効率よく空調ができ、結果として光熱費を抑えることも可能です。
平屋専門の完全規格住宅、はちみつハウスでは「ZEH品質&太陽光発電」で光熱費を抑えて安心な家づくりを行っています。
◆関連コラム:平屋はなぜ暑い?後悔しないための原因と最強の暑さ対策

「平屋はやめたほうがいい」失敗事例と回避策

ネット上で目にする「平屋やめたほうがいい」という意見。
その多くは、設計上の工夫で回避できることも。
周囲が2階建てで日当たりが悪くなるケースの対策
「隣の家が2階建てで、せっかくの平屋リビングが暗い」という失敗は、土地環境の読み違えから起こります。
これを防ぐには、天窓(トップライト)や高窓(ハイサイドライト)を設置して、高い位置から光を取り込むことが有効です。
また屋根の形状を片流れにして南側の窓を高くするなど、設計士と相談して採光シミュレーションを行うことがおすすめです。
2階建てでも、リビングを1階にするケースが多いので平屋と同様に計画するとよいでしょう。
収納不足を防ぐ小屋裏収納やロフトの活用
「居住スペースを優先したら収納が足りなくなった…」というのも家づくりの後悔あるあるです。
平屋の屋根裏空間(小屋裏)は、貴重な収納スペースになります。
固定階段付きの小屋裏収納(ロフト)を設ければ、季節用品や普段使わない荷物をたっぷり収納することができ、居住スペースを圧迫しません。
ちなみに我が家は土地を第一優先に考えたので、希望の土地に希望の大きさの家を建てるために2階建てを建築しましたが、天井に小屋裏収納、階段はスライドタラップ(普段は天井の一部)を設けました。
引き渡し時にもらえる各種クロス(壁紙)や、クッションフロアは結構な量とサイズ感だったので小屋裏収納で保管しており重宝しています。
中庭やコの字型間取りによる視線対策
「通りからの視線が気になってカーテンが開けられない…」という悩みには、建物の形状で対策します。
建物を「コの字型」や「ロの字型」にして中庭(パティオ)をつくれば、外からの視線を完全に遮りつつ、プライベートな屋外空間とたっぷりの光を確保できます。
カーテンを開け放って暮らせる開放感は、中庭のある平屋ならではの特権です。

平屋の建築費用相場とコストダウンのコツ

最後に、気になるお金の話です。
平屋を予算内で建てるためのポイントを解説します。
注文住宅における平屋の坪単価相場
2026年1月現在、木造の注文住宅で平屋を建てる場合の坪単価相場は、一般的に80万円~100万円程度と言われています。(ハウスメーカーや設備のグレードなどにより大きく異なります)
2階建てと比較すると、やはり5万円~10万円ほど割高になるケースが多いようです。
予算計画を立てる際には、少し余裕を持った資金計画が必要です。
廊下をなくして建築面積を抑える設計手法

コストダウンで一番効果があるのは「床面積を減らすこと」です。
平屋では、玄関からリビング、各部屋へと直接つながる間取りにすることで、廊下を極力なくすことができます。
廊下を減らせば、その分建築面積を小さくすることができ、建築費用だけでなく基礎や屋根のコストも削減できます。
シンプルな屋根形状と標準仕様の採用
建物の形や屋根の形状をシンプルにすることも費用を抑える効果があります。
凹凸の多い複雑な形は、外壁や屋根の面積が増え、工事の手間もかかるためコストアップにつながります。正方形や長方形に近いシンプルな形状にし、屋根も片流れや切妻(きりづま)といった一般的な形状を選ぶことで、費用を効果的に抑えることができます。

まとめ

平屋には「階段がない快適な動線」「家族とのつながり」「高い耐震性」といった素晴らしいメリットがある一方で、「坪単価の高さ」や「水害リスク」「広い土地が必要」といったデメリットも存在します。
重要なのは、メリットだけで平屋を検討するのではなく、デメリットを正しく理解し、ご自身のライフスタイルや土地の条件に合わせて対策を講じることです。
「老後まで見据えた暮らしやすさを最優先したい」
「家族とのコミュニケーションを大切にしたい」
「メンテナンス費用を抑えて長く住みたい」
これらに当てはまる方にとって、平屋は非常に魅力的な選択肢となるはずです。
まずは信頼できるハウスメーカーや工務店を見つけ相談し、自分たちの予算と要望に合ったプランを提案してもらうところから始めてみてはいかがでしょうか。
はちみつハウスで費用が明確で安心
はちみつハウスは「完全規格型平屋住宅」です。
間取りや設備などの自由度は高くありませんが、その分費用を抑えて平屋を建てることができます。
価格も決まっているので後から追加を最小限に抑えることができ、資金計画が立てやすいのも特徴です。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
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記事監修者情報

はちみつハウス
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特定建設業許可 許可番号
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